chirons’s diary

NEWS、テゴマス、山P、ゆるーく書いていきたいと思っています。自分のその時感じたことを忘れないためのblog

加藤シゲアキ ソロ曲 「氷温」を考える。

 

NEWS9枚目のアルバム

『EPCOTIA』通常版に収録されている

加藤シゲアキ ソロ曲

「氷温」について考える。

 

 

だいーーーーーぶ遅くなってしまった。

むしろDVD発売されてから映像みて

じっくり考えたいと思ってたけど、

EPCOTIA-ENCORE-が決まって

なんだかDVDもおそーくなりそうな予感がして(笑)

 

演出に関しても含めていろいろ考えたかったけど、歌詞で考えよう。

 

 

 

*「氷温」

 

作詞·作曲:加藤シゲアキ

編曲:高橋諒中西亮輔

 

 

 

Don't believe in me

君を 愛して 嘘重ねて

 

鏡ごしの君

知らない顔をしてる

昨日見た夢を

話しかけてやめにした

 

グラスのライム香りが鼻で弾けて

ほんの少し正気になって落ち込む

テーブルに落ちてしまった氷が溶けてく

時が止まればと心で願ってる

 

Don't believe in me

君を 愛して

嘘重ねて 終わりなら oh baby

ドアの音 せめて聴かせて

僕のもとまで 届かせてくれよ

 

君の熱の鈍さが

へばりついて落ちないままで

もしも二度と会えないのなら

月明かりで抱きしめて

 

Don't believe in me

君を 愛して

嘘重ねて 終わりなら oh baby

ドアの音 せめて聴かせて

僕のもとまで 届かせてくれよ

 

Don't believe in me…

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉が少なくてシンプル

だからこそ色んな想像ができる感じ。

まるで小説を読んだ時のような感覚

"僕"と"君"が出てくるし、君を愛してというところから男性目線の恋愛の歌。

君は男性か女性か、それは定かではない。

そして、僕も男性か女性か定かではない。

ただ一人称が僕なだけ。

立場的に男性という感覚で考える。

前作の「あやめ」で多様性を歌っている加藤さん。

今作は単純にラブソングということだった。

ホテルで女性と会って別れ話をする

というようなニュアンス

 

うん、

普通に聴いてて想像しやすいシチュエーションそのものだ。

少ない言葉で思い描いてた大まかな設定を想像させることが出来るシゲはやっぱりさすがだ。

 

 

Don't 〜は禁止命令形

believeは愛情を持つ、信用している

believe in meは私を信じる

Don't believe in me

私を信じないで、もしくは、私を愛さないで

というような事だろうか。

 

 

僕を愛さないで

君を愛して、嘘を重ねて

 

嘘を重ねているのは僕?君?

もしくは2人とも?

 

"鏡ごしの君 知らない顔をしてる"

というところから、

君もおそらく嘘を重ねているのではと思う。

僕が知らない君がいる、

そして鏡ごしに身支度をしている君を見て、

知らない顔をしてる。

 

僕ではない誰かに会いに行くための身支度をしている君は、僕の知らない顔をしている。

 

 

"昨日見た夢を話しかけてやめにした"

 

僕はきっと君との幸せな夢を見たのだろう。

だけど、鏡ごしの知らない顔の君を見て

話すのをやめた。

 

 

"グラスのライム香りが鼻で弾けて

ほんの少し正気になって落ち込む"

 

正気になって落ち込むということは

正気なら君との幸せな未来は訪れないということ。

 

グラスのライム

ライムのお酒を調べてみた。

イメージに合いそうだったお酒はわたし的に3つ、まぁ有名どころのカクテルだったと思う。

あんまりお酒詳しくないからアレだけど(笑)

 

 

1.ギムレットドライ・ジン+ライムジュース)

これはNEWSのシングル「EMMA」の歌詞にも出てくるお酒。

レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」に登場した人気のカクテル

カクテル言葉:遠い人を想う、長いお別れ

 

2.モスコミュール(ウォッカ+ライムジュース+ジンジャーエール

カクテル言葉:喧嘩をしたらその日のうちに仲直り

 

3.モヒート(ライトライム+ライムジュース+ミント)

カクテル言葉:心の乾きを癒して

 

 

NEWSに恋してのおかげで

カクテル言葉というものを知ることができて良かった(笑)

カクテル言葉的にはやっぱりギムレットが強いかな〜

心の乾きを癒してという気持ちで始まった恋愛、ということでモヒートもありかも。

 

シゲはミント顔

(以前少プレでそう言われてたけどミント苦手らしいね、笑。

だけどモヒートは好きだと言ってた)

ということもあり、モヒートも強め。

 

 

"氷が溶けてく時が止まればと心で願ってる"

これはシゲが話してた

氷時計のことだね。

NEVERLANDツアー中に焼酎を自分で割って飲んでいて、氷がテーブルに落ちたけど拾う気になれず、この氷が溶けるまで飲んでいようと思ったところから、この氷温が生まれた。

 

 

この歌詞の中では

この氷が溶けるまで、君を愛していよう。

この氷が溶けるまで、僕を愛してくれ。

というような事だろうか。

 

時が止まってくれ、この氷が溶けないでくれ

そう心で願っている。

口には出さず、心で願っている。

 

 

"終わりなら ドアの音 せめて聴かせて

僕のもとまで 届かせてくれよ"

 

聴かせて

聞かせて ではなく、聴かせて

こっちの字を使ったのには意図がありそう。

聞く と 聴く 

聴く の方は注意深く積極的に聞く場合に使う。

 

 

終わりならドアの音せめて聴かせて

僕のもとを去る時のドアの音を、

もう終わりなら僕に届くように強く音を立ててくれ。

という感じだけど、

聴かせて

だから、僕は積極的にドアの音を聴こうとしてる。

 

きっと小さい音でも僕には聞こえる。

耳をすませて積極的に聞こうとしているから。

君の出ていくドアの音が聞こえたらもう終わり。

そう決意して、終わらなければいけないから、

その音を積極的に聞こうとしている。

 

 

"君の熱の鈍さが へばりついて落ちないままで"

 

へばりついて という表現にする事で

なんとなく嫌な感じが出る。

言いたい事は、

君の体温が今でも残っている

というような事なのだろうけど、

へばりついて落ちないってなんだか汚れみたいな言い方。

敢えて君をイヤなものの扱いにしてるのかも。

 

 

んー、歌詞的にはもう終わりだ。

 

 

氷温

→摂氏0度から物が凍り始めるまでの温度帯

 

水は0度で凍り始めるが、野菜や果物、魚や肉などは0度では凍らない。それぞれ凍り始める温度が違う。この0度以下からそれぞれの物が凍り始める温度までの温度領域が氷温。

 

 

氷温よりも温度が高くなったら溶ける。

氷なら0度以上になれば溶け始める。

この歌では氷が溶けないでくれと願っている。

 

この温度の話は人の気持ちと同じとする。

人の気持ちもそれぞれ氷温は違うだろう。

氷が溶け始めると夢が覚めてしまう。

 

氷温は物が凍り始めるまでの温度

 

気持ちの熱が上がってしまうと氷は溶けてしまう。

逆に下がりすぎると凍りついてしまう。

恋愛はこの狭間の氷温なのだということだろうか。

 

熱しすぎず、冷めすぎず、ということか。

常に絶妙な温度を保っていなければ

バランスが崩れてしまう。

 

 

 

私が想像したストーリーは

 

僕も君も結婚していて、

いわゆるダブル不倫のような関係。

お互いの心の乾きを癒すために始まってしまった関係。

Don't believe in me

僕を愛さないで、

私を愛さないで、

お互いにそうゆう条件の関係だった。

だけど、君を本気で愛してしまった。

愛していないと、嘘を重ねていく。

君と幸せに歩んでいく、そんな夢を見た、

だけど鏡ごしに見えた君は

僕の知らない顔をしていた。

君は僕ではないところへ帰るのだ。

ギムレットのドライでスッキリとした味と

ライムの香りが鼻で弾けて

頭が正気になって、話すのをやめにした。

グラスの氷がテーブルに落ちたが拾う気になれなかった。

氷がじわじわ溶けていくのを眺めながら、

時が止まればいいと思った。

僕の君への思いが熱くなるたびに

氷はどんどん溶けていく。

君と僕の温度は違う。

君を愛してしまった僕との関係を続けていくことは出来ない。

部屋から出ていく時、君はいつもそっと出ていく。

だけど、もう終わりならば

君が居なくなったと分かるように

ドアの音を僕に聞かせて。

そして、君が最後に立てる音を僕は注意深く聴く。君が居た証だから。

 

君が居なくなっても、

君の熱のは鈍くて僕の氷は溶けずにいる。

つまり、君を忘れられずにいる。

 

最後のDon't believe in meは女性目線でも良いかもと思った。

私を愛さないでと言ったのに、

あなた(僕)は私を愛してしまった

だから一緒に居られない。

私たちは氷温を守らなければいけなかった。

 

 

f:id:chirons:20181118170044j:image

 

 

 

あーーーー

やっぱり難しかったし、

シゲのあの演出も上手くとらえられなかった。

またDVD出た時に演出よくよく見て

いろいろ考えたい!!

シゲの作るもの、小説も含めて、

余韻がすごいんだよね、いつも。

いろいろ想像するんだけど、

なかなか自分の中の解釈も正解にたどり着かなくて、ちょっとモヤモヤする。

だけど、それが小説とか映画とかの醍醐味でもあるのかな〜と思ってるから、それも面白い。

すごいなー、シゲぴー(∵)